政令指定都市では、都道府県+市+区 という表記だ。
例)
北海道 札幌市 中央区
大阪府 大阪市 中央区
東京特別区では、都道府県+区という表記だ。
例)
東京都 中央区
これでは特別区全体を表す地域呼称が無く、変則的な感じは免れない。
では、なぜ東京特別区には市が付かないのか?
それは、1943年に戦時法制の一環として、旧東京府と旧東京市が合併したため。
東京都制(wikipedia)
現在は1都1道2府43県だが、当時は1道3府43県。
つまり、東京は府であり、区部にも市があり、東京の区は京都大阪の区と同列だった。
例)
東京府 東京市 日本橋区
確かにこれは現在の京都府京都市などと同じ住所表記だ。
この状態から、旧東京府と旧東京市が合併することになり、県レベルの次が区になってしまった。
例)
東京府 東京市 日本橋区と京橋区が合併して、「東京都 中央区」になった。
それにしても、都道府県レベルと市区町村レベルの合併というのは無理やりである。
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